Seeking Calm Life

福岡田舎独身アラフォー男による趣味と生活、資産形成の記録

#257 VADER (Poland) - Solitude in Madness (2020)

概要

バンド:VADER
タイトル:Solitude in Madness

出身:ポーランド
リリース:2020年
レーベル:Nuclear Blast

ラインナップ

Peter - Vocals, Guitars, Lyrics, Songwriting
Spider - Guitars, Songwriting
Hal - Bass
James Stewart - Drums

トラックリスト

1. Shock and Awe
2. Into Oblivion
3. Despair
4. Incineration of the Gods
5. Sanctification Denied
6. And Satan Wept
7. Emptiness
8. Final Declaration
9. Dancing in the Slaughterhouse (ACID DRINKERS Cover)
10. Stigma of Divinity
11. Bones

感想

ポーランドデスメタルレジェンドVADERの現時点での最新作です。
再録やカバー集などを除いた純粋なフルアルバムとしては13作目。
メンバーチェンジはなくラインナップは前作と変更ありません。

ジャケットはSLAYER、INCANTATION、MORTICIANといった
数々の大物バンドのアートワークを手掛け、かつ彼らの出世作でもある
2nd「De Profundis」も担当したWes Benscoterです。

ポーランド屈指のエクストリームメタルバンドとして、
デビューから現在に至るまでワールドワイドに活躍し、
世界中で高い認知度とファンから熱い支持を受けてきた彼ら。

トレードマークである精緻で隊列の揃ったリズム、
推進力の強い高速ブラスト、シャープに刻まれるリフを軸に
ストレートフォワードに展開していくVADERサウンドは勿論健在ですが、
今回はこれまで以上にオーソドックスなメタルのニュアンスが加えられています。

どのナンバーもスマートで無駄がないにもかかわらず、
整合感に満ちた音の中に確かなダイナミズムと有機性を見出すことができ、
当方が今まで聴いてきた彼らのどの音源よりも印象に残りました。

聴き手の感情に真正面から揺さぶりをかけてくるギターソロも超クールです。
鋭く切り込んでくるスリリングなプレイは非常に気持ち良いですね。

結成以来スラッシュメタルをスピーディーかつ
ブルータル化させた音楽性を頑なに貫いてきましたが、
バンドを長きにわたって、牽引してきたリーダーのPeterは御年56という事実。
年齢を感じさせないキレッキレなパフォーマンスは本当に驚異的です。

実は当方はVADERのダイハードなファンではなかったのですが、
この作品を聴くことによって、彼らに対するイメージや認識が改まりましたね。
何度も繰り返し聴き直したくなる魅力にあふれており、
非常に高い完成度を誇るアルバムに仕上がっています。

本作を彼らのキャリアの集大成であると同時に最高傑作であると評価したいです。

評価

★★★★★

動画